突然グラッと来たら!
突然、大揺れの地震が来たら、誰でも恐怖にかられ、冷静さを失ってしまうものです。
しかし、その時の一瞬の判断が生死を分ける事もあります。
あなたとあなたの家族を守るために、まず何をしたら良いかを前もって知っておきましょう。
ある程度の知識を身につけている事により、少しでも落ち着いた適切な判断と対応ができます。
突然グラッと来た時の対処法
突然グラッと来たらまず、次の手順で行動できるよう、覚えておきましょう。
なお、時と場合により、順番が前後してもかまいません。
できれば、小さな地震の時にも実際に行動してみましょう。
そうする事により、いざ大きな地震が来た時に慌てないで済みます。
●まずは身の安全を確保する
周囲の倒れてくるものや、落下物から身を守る事を最優先しましょう。
本棚や食器棚から離れ、近くにあるもの(座布団やクッション、カバンなど)で、頭を保護し、ドアを開けて安全な場所に移動します。
安全な場所とは、周囲から倒れてくるものやガラスが飛び散ったりするおそれがなく、いつでも外へ出られるような場所を指します。(普段から比較的安全と思われる場所を何箇所かピックアップしておきましょう。)
突然の揺れで移動する余裕がない場合は、丈夫なテーブルや机の下にもぐり、テーブルが動いてしまわないようにテーブルの足の部分をしっかりつかみます。
家屋が古い場合や耐震構造が不十分な建物の場合は、頭部を保護しながら外に出ることを優先し、安全な場所に移動します。(塀や崖、隣家の屋根の近く、車の通る道路を避け、比較的安全な場所を前もって決めておきましょう。)
また、近くに頭を保護するものが何もない場合は、両手をしっかり組んで頭の上に置きます。
●火元を消す
都市型の地震は、二次災害の火災の発生による被害が一番多いと言われます。
最初の小さな揺れを感じた時に、まず火元を消す習慣をつけておきましょう。
突然グラッと来て火を消す余裕がない時は、無理に消そうとせず、身の安全を確保した上で周囲の状況を見ながら火を消します。火元が消せなかったとしても、火は周囲に燃え移るまでに3~5分かかりますので、大揺れがおさまってから消しても決して遅くはありません。
消火器の他、近くにある毛布や座布団、バケツなどをかぶせて空気を遮断した後、上から水をかけるのも有効です。慌てずに落ち着いて行動しましょう。
●脱出口を確保する
大きな地震の場合は、建物が歪みドアや窓が開かなくなる可能性があります。
建物に閉じ込められる危険を避けるために、周囲の様子を見ながらドアや窓を開けます。
●家族の安全を確認する
家の中にいる家族と声をかけ合って、安全を確認します。
けがをしていたり、身動きのできない状態の時はお互いに助け合います。
●室内ではスリッパや靴を履いて移動
揺れがおさまったら、ガラスの破片から足を守るために室内でもスリッパや靴を履きます。
念のため、ガスの元栓を閉め、電気のブレーカーを落とします。また、貴重品や、非常時持ち出し品を用意します。
●慌てて外に飛び出さない
突然グラッと来た時に慌てて外に飛び出すのは非常に危険です。家屋や塀が倒壊して下敷きになったり、走ってきた車に轢かれる可能性があるからです。
家の外の比較的安全な場所を前もって決めておき、頭上の落下物に注意しながら移動するようにします。
●外出中の家族の安全を確認する
揺れが収まったら学校や会社など、外にいる家族と連絡を取り、安全を確認します。
●隣近所と声を掛け合う
隣近所と声を掛け合って、ケガ人の救出や消火活動を行います。
特に近所にお年寄りや小さな子供がいる場合は、協力し合って安否を確認します。
●情報収集
大きな地震の場合は、パニック状態から誤った情報が口コミで流される事があります。ラジオや地区の防災無線放送などで、正しい情報を確認しましょう。
特に、震源地や余震の有無、避難勧告の有無、被害状況、津波や崖崩れの危険性、交通網、お天気などの情報収集は欠かせません。
●避難する
避難勧告が出た場合は、最小限の荷物をまとめ、近くの避難所へ、速やかに移動します。
家を出る前に電気やガスの元栓をもう一度確認の上、閉めてから行くようにします。また、車を使わずに必ず歩いて移動するようにします。
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